高台寺から銅閣寺(祇園閣)を見る。

 

 

雪月花とは、仏教ではお釈迦様が悟りを開かれた12月8日の鶏鳴の刻(午前2時頃)修行僧が暖を取るため「うずみ豆腐粥」(簡単な点心)を食したことに由来しています。ちなみに、雪は豆腐、月は大根、花は人参で表現します。(「うずみ豆腐粥」を食す時の御品書きより)

 

雪月花には昨年に引き続き「高台寺」から招待されて参加した。まだ明るい16時過ぎに「圓徳院」で受付を済ませたが、帰る頃にはすっかり辺りは暗くなっていた。
たぶん400~500名位が招待されているのではないかと思われるが、もっと大勢いたような気もする。

 

昨年から「百鬼夜行」をテーマにプロジェクションマッピングを導入して、観光客も増えたと聞く。新しもの好きの秀吉も喜んでいるのではないだろうか。

 

金閣寺、銀閣寺があって銅閣寺がないのは不思議だと思っていたら、やはりあった。織田信長・信忠親子の菩提寺である「大雲院」が昭和47年(1972)に移転したが、その移転先に「銅閣」と呼ばれる3階建ての建物があった。大倉喜八郎が建てた建物で「祇園閣」とも呼ばれている。大正~昭和初期を代表する建築家「伊東忠太」設計で、昭和3年(1928)祇園山鉾をモチーフに建てられた。

 

 


圓徳院の枯山水。

 

圓徳院でいただいたお抹茶とお菓子。

本日のテーマは「輪廻」という事で、お菓子もそのように。

 

お霊屋に続く臥龍廊を初めて渡る。

扁額は右から「臥龍」と書いてある。

 

御茶室前の紅葉。

まだ見ごたえのある「紅葉」が何本か残っている。

 

この日最も鮮やかだった「紅葉」。

 

最初のプロジェクションマッピングが終わる頃、山門前の紅葉は夕陽に照り映えていた。

 

帰路に見た八坂の塔。

辺りはすっかり暗くなっていた。

 

圓徳院北庭(国指定 名勝)。

 

高台寺開山堂から臥龍廊が特別に渡れると言いう事で、開山堂に急ぐことにした。

 

臥龍廊の途中から見た池と紅葉。

 

 

御茶室「雲居庵」で香煎茶とお菓子をいただく。

窓の外のお庭はまだ明るさが残る。

 

まだ明るい中、プロジェクションマッピングが始まる。

 

洗心寮にて「うずみ豆腐粥」をいただく。

この頃には外はすっかり暗くなってきた。

 

2017年のカレンダー「雪月花」をいただいて帰宅した。

2016年が間もなく終わり、新年を迎える。